chrome脆弱性の修正が続く3回の流れと、よくある疑問
chrome脆弱性の修正版は、10月20日のChrome 156、10月27日の156系更新、11月3日のChrome 157と続いています。Chrome 157では213件が修正され、重大は7件でした。公式発表には、すでに攻撃で悪用が確認されたという記載はありません。手元のChromeが新しい版か、早めに確かめましょう。なぜ修正が続くのかという全体の理由は、材料だけでは分かっていません。
目次

10月20日からの更新の流れ
chrome脆弱性の修正は、10月20日から11月3日までの間に3回ありました。最初は10月20日(米国時間)のChrome 156で、353件を直しました。重大は6件でした。
10月27日には156系の更新があり、52件を直しました。重大は4件です。
11月3日にはChrome 157が安定版として出ました。213件を直し、重大は7件です。
| 日付 | 版 | 直した件数 | 重大 |
|---|---|---|---|
| 2026年10月20日(米国時間) | Chrome 156 | 353件 | 6件 |
| 2026年10月27日 | 156系の更新 | 52件 | 4件 |
| 2026年11月3日 | Chrome 157 | 213件 | 7件 |
「解放後使用」とは何か
解放後使用は、メモリー(コンピューターが一時的にデータを置く場所)の管理が原因で起きる不具合の一種です。対象となるデータの有効期間を、メモリー管理が追えなくなると起きます。
7月8日の更新は27件で、そのうち13件が解放後使用でした。
7月の重大な解放後使用の例では、悪意あるサイトを開くだけで攻撃される恐れがあると分析されました。
- 解放後使用:有効期間の管理が追えなくなる不具合
- 7月8日の更新:27件中13件が解放後使用
悪用された例:6月のChrome 149
6月8日(現地時間)に出たChrome 149は、74件を直しました。その中には、実際に悪用された欠陥も含まれていました。
その欠陥はV8エンジン(Chromeの中でJavaScriptを動かす部分)の不具合でした。サンドボックス内でコードを動かされる恐れがありました。
サンドボックスは隔離された環境で、影響は小さくなります。ただし、ほかの欠陥と組み合わせて使われることが多いとされています。
AI支援の報告は増えているのか
Chrome 156では、353件のうち266件がグーグル自身の報告でした。Claudeの支援を受けた報告は5件、Codex Securityの報告は4件でした。
Chrome 157では、アンソロピックの研究者がClaudeの支援を受けて報告したものが14件あります。Codex Securityの名義の報告は7件です。重大の1件(Prerender)も、Claudeの支援を受けた報告でした。
版ごとに全体の件数が違うため、増えているかどうかは言い切れません。AI支援の報告が今後どこまで増えるかも、まだ分かっていません。
| 版 | 全体の件数 | グーグル自身 | Claude支援 | Codex Security |
|---|---|---|---|---|
| Chrome 156 | 353件 | 266件 | 5件 | 4件 |
| Chrome 157 | 213件 | 不明 | 14件 | 7件 |
自動更新と「安全チェック」の使い方
Chromeは、新しい版が出ると自動で更新できる作りになっています。デスクトップ版では、更新が見つかると自動でダウンロードが始まり、再起動で完了します。
手動で確かめたいときは、その他メニューから「設定」→「Chromeについて」を開きます。
Androidでは、Playストアで「Chrome」を探し、「更新」と出ていたらタップします。Android版Chromeの「安全チェック」では、更新があるかなどを確認できます。
- デスクトップ版:設定→Chromeについて
- Android版:Playストアで「Chrome」の更新をタップ
- Android版:安全チェックで更新の有無を確認
疑問:更新がすぐ届かないのはなぜ?
配信は、今後数日から数週間かけて順番に進みます。すぐに全員へ届くわけではありません。
グーグルは、多くの人が更新するまで、バグの詳細や関連リンクを制限することがあります。
配信の途中は端末ごとに版がばらつきます。企業は、後でもう一度集計するとよいでしょう。
Android版も同じ日に157.0.8103.38が出ています。Google Play経由で、数日かけて届きます。すべての端末に157が届く時期は、まだ分かっていません。
疑問:別のブラウザーや拡張機能は?
不安があるときの方法として、ある解説ブログは、更新が届くまでネットバンキングを別のブラウザーで行う方法を紹介しています。これは解説ブログによる紹介です。
拡張機能にも注意が必要です。Gemini関連の別の脆弱性(CVE-2026-0628)は、悪意ある拡張機能を入れさせることが前提の攻撃でした。拡張機能は、信頼できるものだけを入れましょう。
Chrome 157の内訳と報奨金
Chrome 157の修正は213件です。WindowsとMacは157.0.8103.38/.39、Linuxは157.0.8103.38です。
報奨金の額が書かれたのは9件です。39件は「未定」、165件は「N/A」となっています。39件の金額は、まだ分かっていません。
- 重大7件:Dawn(2件)、ANGLE、WebGL、Prerender、Geometry、Coreの不具合
| 重大度 | 件数 |
|---|---|
| 重大 | 7件 |
| 高 | 77件 |
| 中 | 75件 |
| 低 | 54件 |
よくある疑問
chrome脆弱性は、すでに悪用されていますか?
公式発表には、すでに攻撃で悪用が確認されたという記載はありません。今後悪用が確認されるかどうかは、まだ分かっていません。
パソコンのChromeは、どう更新すればよいですか?
その他メニューから「設定」→「Chromeについて」を開きます。更新が見つかると自動でダウンロードされ、再起動で完了します。
Androidのchrome脆弱性の更新は、どこで確かめられますか?
Playストアで「Chrome」を探し、「更新」と出ていたらタップします。安全チェックでも、更新があるかなどを確認できます。
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