自身と自体・自己の違いは?よくある疑問をやさしく解説
「自身」は、「おのれ」「自分」の意味で使えるほか、「そのもの」「自体」の意味や、前の語を強める使い方もあります。主に人について使い、「私」の意味では単独で使いません。
目次

「自身」と「自体」はどう違う?
「自身」は、主に人に使う言葉です。特に個人について言うときによく使われます。
「自体」は、物のほか、人が属する団体や種類を指すときにも使います。「国家自体」「会社自体」は自然で、「国家自身」「会社自身」は不自然とされています。
「自身は違うと思います」のように、「私」の意味で単独で使うことはありません。
| 項目 | 自身 | 自体 |
|---|---|---|
| 主に使う相手 | 人(特に個人) | 物、団体、種類 |
| 自然な例 | 彼自身 | 国家自体、会社自体 |
| 不自然になりやすい例 | 国家自身、会社自身 | — |
「Aさん自体」は使っていい?
個人に「Aさん自体」と言うのは、誤りではありません。ただ、失礼に聞こえることがあります。
人について言うときは、「自身」のほうがよく使われます。
「自己」とはどんな言葉?
「自己」は、辞書で「おのれ。自分。自身」と説明されています。「自身」と近い意味の言葉です。
哲学では、同じ自分を保って存在するもの自体を指します。
「自分自身」は何を強めている?
「自分自身」は、「自分」を強めた言い方です。辞書では反射代名詞と説明されています。
似た言葉には、自分、自己、己、自身、自ら、本人などがあります。古い用例は、1905〜06年の小説にあると辞書に載っています。
「自分で」と他の人に言うときの違い
本人が「自分で」と言うと、「自分の力で」という意味合いが強くなります。
他の人について「自分で」と言うと、「その人本人」という意味合いが強くなります。
英語ではどう言う?
「自身」を英語にすると、yourself、himself、themselvesなどになります。
言葉の意味が気になったときの調べ方
旺文社国語辞典では、「自身」は①自分、②そのもの・自体と説明されています。
同じ辞典で「自分」は、①その人自身、②自称の代名詞(わたくし)とされています。見出しの番号を見ると、意味の違いが分かりやすくなります。
- 辞書で「自身」の見出しを探す
- ①②の番号で意味を比べる
- 使う場面に合う意味を選ぶ
なぜ「自身」が調べられているの?
材料からは、「自身」が調べられている理由は分かっていません。
検索結果には、林前総務大臣が自身に近い議員と会食したという報道の見出しも並びました。ただ、これが理由かどうかは、まだ分かっていません。
参考までに、2019年9月25日には「自分」と「自身」の違いを解説したページが更新されています。2007年11月15日には、「自身」と「自体」の使い分けを尋ねる質問が投稿されています。
よくある疑問
「自身」と「自分」は同じ意味ですか?
どちらも「おのれ」「自己」の意味で使えます。ただし「自身」は「私」の意味で単独では使わず、「自分」には「私」の意味もあります。
「ご自分で」と「ご自身で」はどちらを使えばいいですか?
どちらも同じ意味で使えます。
「自身」と「自体」は、どう使い分けますか?
人について言うときは「自身」が多く、物や団体、種類を指すときは「自体」を使います。
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