年金は原則65歳から受け取れる。高齢者世帯の収入の約6割が年金
年金は原則65歳から受け取れます。受け取るには受給資格期間が10年以上必要です。2024年の65歳以上の世帯では、公的年金・恩給が平均所得の61.3%を占めています。
目次

結論:年金は原則65歳から。仕組みは2階建て
年金は原則65歳から受け取れます。受け取るには、受給資格期間が10年以上必要です。受給資格期間とは、保険料を納めた期間や、免除された期間などを合わせた期間のことです。
公的年金は2階建てです。1階は国民年金で、2階は厚生年金です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原則の受け取り開始 | 65歳から |
| 受給資格期間 | 10年以上必要 |
| 1階 | 国民年金(日本に住む20歳以上60歳未満の全員が入る) |
| 2階 | 厚生年金 |
高齢者世帯の収入と暮らし向き
2024年の65歳以上の世帯の平均所得は、年336.1万円でした。そのうち公的年金・恩給は205.9万円で、全体の61.3%を占めています。
年金を受けている高齢者世帯のうち、41.3%は収入が年金だけです。暮らし向きが「苦しい」と答えた人は52.1%で、2022年の48.3%より増えています。
| 項目 | 金額・割合 |
|---|---|
| 平均所得(年) | 336.1万円 |
| 公的年金・恩給(年) | 205.9万円(61.3%) |
| 仕事による収入(年) | 71.8万円 |
| 収入が年金だけの世帯 | 41.3% |
| 暮らし向きが「苦しい」 | 52.1%(2022年は48.3%) |
年金はいくらもらえる?平均額と目安
令和5年度の平均受給月額は、国民年金が5万7,700円、厚生年金が14万7,360円です。2025年度の国民年金の満額は月6万9,308円です(1956年4月2日以降生まれ)。
2026年度の標準的な夫婦の年金は月23万7279円です。次の支給日は2026年12月15日で、10月・11月分がまとめて入ります。夫婦での受け取りは約47万5000円の計算です。
一人ひとりが将来受け取る正確な額は、まだ分かっていません。ねんきん定期便やねんきんネットで確認してください。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 国民年金の平均月額(令和5年度) | 5万7,700円 |
| 厚生年金の平均月額(令和5年度) | 14万7,360円 |
| 国民年金の満額(2025年度) | 月6万9,308円 |
| 標準的な夫婦の年金(2026年度) | 月23万7279円 |
早く受け取る?遅く受け取る?
繰上げは60歳から可能です。ただし、繰上げの減額は一生続き、取り消せません。
年金は請求しないと受け取れません。誕生日の3か月前に年金請求書が届きます。
働きながら厚生年金を受けるとき、年金月額と賃金の合計が65万円を超えると、超えた分の半分が年金から減ります。
| 受け取り方 | 時期 | 増減 |
|---|---|---|
| 繰上げ | 60歳から可能 | 1か月0.4%減(昭和37年4月2日以降生まれ)。60歳だと76%。減額は一生続き、取り消せない |
| 繰下げ | 66歳から75歳まで | 1か月0.7%増。70歳で142%、75歳で184% |
自分の年金を調べる方法
ねんきんネットで、将来の年金見込額や自分の年金記録を確認できます。登録は、マイナポータル連携かユーザID取得の2通りです。
公的年金シミュレーターでは、働き方を入れて将来の年金を試算できます。ただし実際の額とは違うことがあります。
ねんきん定期便は、年金に加入中の人に毎年誕生月に届きます。59歳の分は記録の最終チェックに大切です。
- ねんきんネット:将来の年金見込額と年金記録を確認
- 公的年金シミュレーター:働き方を入れて試算
保険料と働き方で気をつけること
2026年度の国民年金保険料は月17,920円です。厚生年金の保険料率は18.3%で、本人負担はその半分の9.15%です。
保険料を未納にすると、障害基礎年金や遺族基礎年金を受け取れないことがあります。払えないときは、免除・猶予の制度があります。
個人年金保険は自分で契約する私的年金です。途中で解約すると、払った額より戻りが少なくなることがあります。
- 保険料を未納にすると、障害基礎年金や遺族基礎年金を受け取れないことがあります
- 払えないときは、まず免除・猶予の制度を確認しましょう
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年10月 | 社会保険の短時間労働者の賃金要件がなくなった |
| 2026年11月5日 | 大津年金事務所の電話が復旧した |
| 2026年12月15日 | 年金の支給日。10月・11月分がまとめて入る |
| 2026年12月分から | 国民年金基金の掛金の上限が引き上げられる |
だまされないために:不審な連絡と手続き
日本年金機構をかたる不審なメールや電話に注意してください。日本年金機構が、電話で還付すると言ったり支払い停止をほのめかしたりすることはありません。
年金の請求や受取口座の変更は、スマートフォンでも手続きできます。
| 確認すること | 内容 |
|---|---|
| 不審な連絡 | 日本年金機構をかたるメール・電話に注意 |
| 電話での還付・支払い停止 | 日本年金機構がそうした電話をすることはない |
| 手続き | スマートフォンでも可能 |
よくある疑問
年金は何歳からもらえますか?
原則65歳からです。60歳から繰上げ、66歳から75歳まで繰下げもできます。
年金を受け取るには、どれくらい加入すればいいですか?
受け取るには受給資格期間が10年以上必要です。
自分の年金額は、どこで確認できますか?
ねんきんネットで、将来の年金見込額や自分の年金記録を確認できます。
年金は自動で振り込まれますか?
請求しないと受け取れません。誕生日の3か月前に年金請求書が届きます。
同じ分野の新しい記事
年金生活者支援給付金 12月15日に2カ月分11/7(土) 21:46NEW
確定申告 いつから 2027年2月16日から…11/7(土) 22:17NEW
マイナンバーカード 更新は期限の3か月前から…11/7(土) 22:16NEW
最低賃金は全国平均1,177円に。前年度より…11/7(土) 22:17NEW
年末調整 書き方|令和8年分は控除が変わる。…11/7(土) 22:17NEW
高市早苗首相の台湾有事発言から1年、中国は撤…11/7(土) 22:17NEW